「雲のようなお墓を…」オリジナルデザインの洋墓。鏡野町個人様墓地にて【前編~造成・基礎・巻石・板張り】

津山市、鏡野町、久米郡を中心に、岡山県全域にてお墓や石材のお仕事をさせていただいております、長尾石材の長尾です。今回は、鏡野町にて“オリジナルデザインの洋墓”を建てさせていただきましたので、ご紹介いたします。

前編は【造成~基礎~巻石~板張り】をご紹介していきます^^

 

【鏡野町個人様墓地 オリジナルデザインの洋墓】

 

今回のお客様からは「雲のようなお墓を建てたい」とのお話をいただきました。

亡きお父様を思い浮かべた時に、軽トラ、田んぼ、畑、山、、、空を泳ぐ雲の形や頬をなでる風、木の葉の輝きから季節の移ろいを感じながら、外に出て働いておられたそうです。農作業をされながら雲を眺めている姿が目に浮かびます。

 

こちらが造成前の墓所です。新しくお墓を建てる位置をお客様と相談し、印をつけて位置を確認します。丁張りをかけ、高さ・位置・直角を正確に出します。これで位置が決まりましたら、バックホーで整地していきます。

周囲より土が盛り上がっており、植物を植えておられました。木はお客様の思い入れがあるものでしたので根から掘り起こし近くに植え替えました。

整地と転圧をして地固めができました。

巻石を設置する部分に基礎コンクリートを打つ準備をしています。コンクリートの背骨となる鉄筋を組んでいます。

巻石部分の基礎が完成しました。中は水が溜まらないように排水施工し、砕石で埋め上げ転圧して地固めしました。

基礎の上に巻石を据え付けました。石の継ぎ目となる角はL字のステンレス金具で固定し、さらにコンクリートで固めました。

続けて、墓石部分の基礎コンクリートを施工していきます。今回は板張りするので墓石部分だけでなく前まで基礎コンクリートを打ちました。

墓石部分から拝石部分まで一枚のしっかりとした基礎が出来上がりました。

ここから板張り作業に入っていきます。

基礎の上にバサモルタルで水平な下地をつくります。

ノロ(セメントペースト)でズレないようにしっかりと貼り付けます。

バサモルタルとノロの調合はその都度変わってきますので、職人の絶妙な感覚で施工していきます。

約80㎏の板石を二人で慎重に設置します。

水平をしっかりと確認し、微調整をして設置完了です。

拝石から香炉を設置する前板まで真っすぐ正確に据え付けました。

 

墓石のことはもちろん!造成から基礎工事、板張りまで一貫した工事が当社では可能です!

後編はいよいよ墓石を組み上げていきます^^

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